地中海!!


2007年6月22日

今年は年明けから海にずーっと縁が無く、やっと一息つけると思っていた6月半ば、
「リビア出張な!」の電話一本で日本からはるか彼方のアフリカ大陸、地中海に面した
大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国などという国に来ております。(^^ゞ

あさきちのリビアに対するイメージは、あの有名な某大佐が支配するテロ支援国家!?
程度で、こりゃたまらんとびくびく怯えながら外務省のHPやウィキペディアで情報収集
してみたものの・・・・・、ますます不安になるだけだよぉ・・・・・・(T_T)
まぁ、最近はずいぶんと落ち着いているとの事なので、とにかく行ってみましょうか・・。

関空からドバイ経由で首都トリポリに入り、その後国内線を乗り継ぎ、24時間かかって
やっと今回の目的地、ベンガジ市に着きましたよ・・・。(+_+) 


     トリポリの国際空港。英語の表記がほとんどない・・・。

実際にリビアに入って仕事をして一週間、出発前の心配がまったく不要だったと思えるほど、
人々はフレンドリーでしっかりした国ではありませんか!!あー、よかったよかった。(笑)

イスラム国家なので、金曜日が休日。早速地中海で貝採集!!と思ってたのですが、
到着してからの情報収集によると、貝類、ほとんど見かけないそうです・・・・。(>_<)

それなら、過去にNHKスペシャルでも特集が組まれたほどの、リビアが誇る
古代ローマ遺跡見学&ついでに海の様子も見てこようツアーに日本人スタッフ4名と
ローカルドライバーの5人で出発です!!

宿舎で炊き込みご飯のおにぎり、厚焼き玉子などで人数分のお弁当を用意して
ベンガジ東120kmほどにあるローマ遺跡めざします。


                 果てしなく続く荒野

ほぼ直線のみ(笑)、しかも信号なんて無しのハイウエイ状態の道を約1時間ちょい、
まず最初の小規模の遺跡を見学する事に。


            遺跡よりも海に目がいっちゃう・・・。(^^ゞ

小規模ながら、なかなか迫力があります。出土品の展示コーナーに行ってみると





さすがは古代遺跡!!と思わず見入ってしまうような彫刻や絵画がなされた品物が!
ローマ時代の文化って、本当に凄かったんですねぇ。

なんて、古代浪漫気分もそこそこに海岸に出てみます。(笑)


            スッゴクいい雰囲気なのです!!

が、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、貝殻なんて2枚貝のかけらさえ見つかりません。
タカラガイなんてモチロン、貝殻が全く打ちあがってないんです・・・。(T_T)

水中の岩を覗き込んでみても、イシダタミがいるだけ!!こりゃダメだと早々に
引き上げます。

ここよりさらに30分ほど東に行くと、もっと大規模なローマ遺跡があるそうなので、
早々にそちらに向かいます。

一回左折しただけで、(笑)TOLMEITHAという遺跡に到着。早速見学です。
あさきちが感じたローマ遺跡の見所は、巨石を積み上げた巨大建造物、小さな石片で
描かれたモザイク画、そして、大理石で作られた素晴らしい彫刻品だと思います。

まず建造物。


               多少修復がなされているようですが

石の円柱を積み上げた柱、床に敷き詰められている巨石。さらに綿密に設計された
であろう構造。


               この広場の下には


           下水道?地下倉庫??まだ半分埋まってます。


           小規模な演劇場?舞台側から撮影

つぎはモザイク画


             狩りをするライオン。博物館内で。


                   アップでどうぞ。

屋外にもモザイク画がそこらじゅうに


    屋外遺跡にもびっしり。 でも保護しなくていいの?(@_@;)

最近発掘調査進行中の場所では


つい最近まで砂に埋もれていた場所。1.5mほど埋まっていたのが奥の壁から解ります。


             シートの下には世界遺産級の絵画が

リビア遺跡の特徴として、ローマ時代後、急速に一帯の砂漠化が進み、
当時の遺跡の多くが砂嵐などにより砂に埋もれてしまった為、自然風化を免れ、
当時のままの状態で埋まっていることです。
さらに驚くべき事は、この現場のように、まだまだ周囲には発見されていない遺跡が
砂の中で大量に、広範囲に眠っている、という事です。
発掘、発掘後の管理には莫大な経費がかかるようで、多くの遺跡はまだ眠ったままの
状態なのです。

この現場から出てきた陶器の破片です。


             無造作に積み上げられたまま

発掘しても、出土品をつなぎ合わせる余裕はないようです。

そして最後は、ローマ遺跡最高傑作とも言える大理石の彫刻品。
ギリシャ遺跡であるミロのヴィーナス級の素晴らしい彫刻のほぼすべてが・・・・・


                犬を従えた女性戦士?

顔がないのです。
この彫刻は犬の顔さえも破壊されています。

歴史はやがてこの地の支配者にイスラム信仰者を選びます。
イスラム教は偶像崇拝を悪とする教えなので、偶像の対象となりうる石像の
頭部をすべて破壊してしまったのです。

勿論、現代のイスラム教リビアの人々は自国にあるこれらの遺跡を誇りにし、
もし頭部の残る彫刻が発掘されても破壊など決して行わないのは当然ですが。


いかんいかん、にわか考古学者みたいになってきた。(笑)
元の素人貝殻コレクターにもどりますか!(^^ゞ


               遺跡にすむ現代の住人?

陸貝、いわゆるカタツムリは結構見かけます。キセル貝のようなタイプもいるようですが、
生きたのはまだ見かけてません。(^^ゞ

結構みかけるのがコイツ


         遺跡の石の上に乗ってもらって(^^ゞ

マニアにはたまらないのかな?(笑)

ローマ遺跡見学もこころゆくまで満喫したし、すぐ目の前の海岸まで出てみます。


        全然掘られてない遺跡の先には地中海が。


               海は本当に美しいっす。

貝殻探して浜を、磯を歩いて見ますが・・・・・・・・・・・・・、いませーーーーん!!(笑)
本当に、全く、なーんにも、ぜんぜん、さっぱり打ちあがってません。(>_<)
残念ながらリビアでタカラガイ採集なんて、世界遺産級の遺跡を発見するより
難しいようです。(^^ゞ

でも、まだ一ヶ月ほど滞在する予定なので、なんとかしたいですなぁ・・・・。